【ネタバレあり】映画「ふれる。」感想! ふれるの正体とはいったい? 超平和バスターズの最新作!

 

今回は2024年10月4(金)に全国でロードショーを開始した映画「ふれる。」を観てきたので、ネタバレありで感想を話していきたいと行きたいと思います。

 

  • 映画「ふれる。」基本情報
  • 映画「ふれる。」を観た人の感想
  • 私自身の感想
  • 関連作品について

 

今回の映画「ふれる。」は、「青春三部作」を制作した超平和バスターズと呼ばれる長井龍雪(監督)・岡田真麿里(脚本)・田中将賀(キャラデザ)の三人が再度集結して制作された作品になります。

 

超平和バスターズの「青春三部作」は以下の作品です。

  • 「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(2011)
  •  劇場版「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(2013)
  • 「心が叫びたがってるんだ。」(2015)
  • 「空の青さを知る人よ」(2019)

 

超平和バスターズの「青春三部作」はDMM TVで全部視聴することができます。

 

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映画「ふれる。」を観た方の感想や評判が気になる方も多いと思うので、この記事では、直接的なあらすじやキャスト情報、感想や評判を紹介していきます。

 

一部ネタバレを含みますので、記事を読む際はお気を付けください。

 

映画「ふれる。」基本情報

タイトル「ふれる。」
監督長井龍雪
脚本岡田麿里
キャラクターデザイン田中将賀
制作Clover Works
公開日2024年10月4日

 

超平和バスターズが再び集結!

“心揺さぶる”青春三部作

  • 「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」
  • 「心が叫びたがっているんだ。」
  • 「空の青さを知る人よ」

で200万人を感動の涙で包み込んだ三人。

 

長井龍雪氏(監督)×岡田麿里氏(脚本)×田中将賀氏(キャラクターデザイン・総作画監督)のよる新たな出会いが大きな感動を呼ぶオリジナル長編映画。

 

この三人が新たに挑むのは、不思議な生き物「ふれる」と暮らす青年三人の友情物語。

 

映画「ふれる。」あらすじ

同じ島で育った幼馴染、優太
東京・高田馬場で共同生活を始めた三人は
20歳になった現在でも親友同士。
それは島から連れてきた不思議な生き物「ふれる」が持つ
テレパシーにも似た力で
趣味も性格も違う彼らを結び付けていたからだ。

お互いの身体に触れ合えば心の声が聴こえてくる-
それは誰にも知られていない三人だけの秘密。
しかし、ある事件がきっかけとなり、秋、諒、優太は、
「ふれる」の力を通じて伝えたはずの心の声が聴こえないことに気づく。

「ふれる」に隠されたもう一つの力
徐々に明らかになるにつれ、
三人の友情は大きく揺れ動いていく-

 

この作品は現代の問題となっている、「人間関係」や「コミュニケーション」についてを題材にしており、SNSなどで気軽にコミュニケーションが取れる時代だからこそ、たくさんの人に響く作品になっていると思います。

 

「ふれる。」は世代・性別を問わずに、日常生活の人とのつながりを改めて考えさせられるような作品です。

 

キャラクターとキャスト

キャラクターキャスト
小野田 秋永瀬 廉
祖父江 諒坂東 龍汰
井ノ原 優太前田 拳太郎
鴨沢 樹里白石 晴香
浅川 奈南石見 舞菜香
脇田皆川 猿時
島田 公平津田 健次郎

この物語の主人公、20歳で幼馴染の青年三人を演じるのは、King&Princeの永瀬廉、若手実力派俳優の坂東龍汰前田拳太郎

 

それぞれのキャラクターをまるで、本当に小さい頃からの親友のように演じられています。

 

主題歌

タイトル挿入箇所歌手
「モノトーン」主題歌YOASOBI

この映画の主題歌を担当するのは、今年でデビュー5年目を迎えるYOASOBI。

 

新曲「モノトーン」は、「ふれる」の力で、互いの心の声が聴こえる青年三人の友情と痛みを優しく包み込むような曲になっています。

 

予告映像

 

 

映画「ふれる。」感想

 

映画を観た人の感想

実際に映画を観た人の感想を紹介していきます。

 

 

 

 

 

アオギリ
感想は賛否両論あるようですが、全体的に観てよかったという声が多かったですね。

実際に私が観た感想

今回の映画「ふれる。」は、観る前から楽しみでとても期待していました。

 

なぜなら、過去の「青春三部作」と呼ばれている作品たちがどれも最高に良かったからです。

 

とくに「あの花」は最高で、涙なしには見られない感動作品です。

 

そんな長井龍雪監督が率いる「超平和バスターズ」が、最新作を制作したとなれば期待せずにはいられません。

 

過去の三部作の舞台は、埼玉県の秩父市が舞台になっていたことから、今回も舞台は秩父なのかなと思っていたら、舞台がまさかの東京の「高田馬場」近辺だったのでびっくりです。

 

しかも、主人公たちの年齢が20歳と成人していることから、今までの学生の青春物語ではないのだと思い、話の内容が全く予想がつかなくてどんな物語になるのか映画を観るのがとても楽しみでした。

 

映画を観た感想を率直に言うと、この映画を観ることができて本当に良かったと思いました。

 

映画「ふれる。」は、人と人とのコミュニケーションがテーマになっています。

 

主人公の3人は、互いの手にふれるだけで、不思議な生き物「ふれる」を通して、お互いの考えや心の内がすべて相手に伝わるようになっています。

 

そのため、今までも特に言葉にしなくても通じ合えていた3人は、20歳になって東京に上京してから、それぞれが社会の厳しさや他人とのコミュニケーションの取り方に悩む姿が描かれています。

 

「ふれる」がいれば、相手に隠し事はできませんが、相手に察してもらえるような感じで、テレパシーのように会話ができるので便利だったのかもしれません。

 

しかし、相手にふれるだけでテレパシーのように会話ができる「ふれる」には、欠点というべきものがありました。

 

それが、争いごとになるような言葉や内容、負の感情は「ふれる」によって遮断されてしまい、相手には伝わらないことです。

 

自分が相手に暴言を吐いても、相手には伝わらずに、その部分だけ切り取られて、普通に会話しているだけなので、なんだか自分の心が汚く、小さく見えてしまうみたいですね。

 

たしかに、長い付き合いのなかでどんな時だって、一度も2人から暴言や負の感情が感じられないと、あいつらは自分と違って、聖人なのかと思ってしまうかもしれませんね。

 

「ふれる」の能力のせいで、思ったことが言えずに、心から相手にぶつかっていくことができないということですよね?

 

子供の時からそんな過保護な状況で育ってしまえば、他人とのコミュニケーションがうまく取れなかったり、相手の気持ちを察したりすることが難しいのはあたりまえだと思います。

 

本来は相手とうまくいかなくて、ケンカしたり、本音でぶつかり合ったりすることで、コミュニケーションの取り方を学び、互いに仲を深め合っていけるのですが、それを「ふれる」によって、争いのない偽りの平和な関係を築くことは、かなり問題があると思いました。

 

アオギリ
「ふれる」はハリネズミみたいでかわいらしいですが、とんでもない能力を隠し持っていましたね。

 

てっきりこんな感じで、男三人の友情を育む物語だと思っていたら、まさかの同年代の女の子2人との同居生活が開始!

 

これには驚きました。

 

しかも、「諒」が勝手に同居する話を進めたもんだから、話を聞いていない「秋」は困惑していましたね。

 

「秋」は人見知りなところがあるので、いくら幼馴染だからといって、事後報告は「秋」がかわいそうでした。

 

正直なところ、男だけで気楽に生活していたところに、仲がいいわけでもない女性が2人同居するとなると、今まで通りの生活ができずに窮屈に感じそう。

 

まぁ、この5人の同居生活によって、この後、それぞれの恋愛事情で一悶着あったり、「浅川 奈南」のストーカー被害の話もあったりといろんな展開になっていきます。

 

映画を観ていて思ったのが、「浅川 奈南」に片思いしいる「優太」が、キスを迫るシーンで、「奈南」が一度は拒むものの、二度目にはキスに応じていました。

 

「奈南」がキスに応じたのは、あまり断っちゃうと「優太」が傷ついちゃうからだと言っておりましたが、そんな同情されたみたいにキスされる「優太」がかわいそうでした。

 

本当に「優太」に対して気がないのであれば、キスしない方が良かったと思います。

 

ここのやり取りを見ただけでも「奈南」は八方美人な性格で、誰にも嫌われたくなくて、愛想よく振舞っている感じがしました。

 

そのせいで、「優太」は自分の気持ちを受け入れてもらえたと勘違いしてしまうわけですよね。

 

正直に言って、「奈南」のストーカー被害は、「奈南」の八方美人な性格と思わせぶりな態度が招いた結果なような気がしています。

 

映画終盤で、ふれるの中で「秋」と「諒」と「優太」が海を見ながら語り合っているときに、「秋」が「諒」と「優太」に「もう一度友達になってください」とちゃんと言葉にして伝えられた姿を見て、「秋」も今までの自分から変わりたいと思っていることが伝わってきました。

 

でも、「秋」がもう一度友達になってくれないと、なってくれるまで殴ると言っていて、サラっと恐ろしいことを言っているなと思い笑ってしまいました。

 

結局「ふれる」の正体は何なのかわかりません。

 

ただ言えるのは、神様とか妖怪といった、いわゆる不思議な存在ということだけですね。

 

過去に「ふれる」は、貧しい島の生活の中で漁師たちが意志を統一するために活躍していた存在だった。

 

ある時代を人々が生き延びるために、村落共同体の素朴な一体感を保証してくれる存在でもあった。

 

でも素朴な一体感だけで生きていける時代が終わってしまったせいで、「ふれる」は人々から顧みられなくなった。

 

おそらく「ふれる」は、みんなを守るシェルターの役割を果たしており、昔の人々は「ふれる」を村全体が生き延びるために使った。

 

秋たちは、自分たちはどんな時でも繋がっているという一体感で包み込んでくれるものとして使っていた。

 

しかし、人が成長するにつれて、シェルターとしての役割を終える時が必ず来る。

 

そんなみんなを守るような存在が「ふれる」だったのかもしれないと思いました。

 

「ふれる」の動きはミニチュアダックスフンドをイメージして描かれているようです。

 

映画「ふれる。」は、コミュニケーション能力の低下が問題になっている現代の日本人にフォーカスをしています。

 

そのため、若い世代にから大人の方まで幅広い層に観ていただきたい作品だと思いました。

 

どれだけSNSやAIなどの技術が発達しても、コミュニケーションをとっているのは、人間同士なので、面と向かて言葉にしないと、相手に伝わらないことはたくさんあると思います。

 

わたしが映画「ふれる。」を通して感じたことは、大切なことは、言葉にしにくいけど、ちゃんと言葉にして伝えないと、相手には伝わらないということを再認識させられました。

 

映画の入場特典として、大きなリーフレットをもらいました。

 

今回も無事にパンフレットを手にすることができてよかったです。

 

今まで映画のパンフレットは、映画を観を終わってから買っていたのですが、帰りはレジが混雑したり、売り切れたりすることがあるので、最近は最初にパンフレットを買うことにしています。

 

 

超平和バスターズの作品を紹介

超平和バスターズが今までに制作した作品を紹介していきます。

 

映画「ふれる。」もとても良かったですが、こちらの作品も見ないと損をするレベルで最高の作品となっています。

 

興味がある方は、ぜひ見ていただきたいと思います。

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(2011)

 

高校受験に失敗し、底辺高校に入学した主人公の「じんたん」はひきこもり気味の生活を送っていた。

そんな「じんたん」の前に突然、幼馴染の少女「めんま」が現れる。

幼い頃から変わらない姿をした彼女は、「じんたん」に自分の願いを叶えてほしいと願う。

彼は自分以外の人間には見えていない「めんま」の出現に戸惑うが、彼女の願いを探っていくことに。

それをきっかけに幼い頃は仲良しだったが、いつの間にか距離が離れてしまった幼馴染たちが集まりはじめた・・・・。

 

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劇場版「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(2013)

めんまの願いを叶えるため久しぶりの再会を果たした、じんたん、あなる、つきあつ、つるこ、ぽっぽの五人。
幼馴染である彼らのおかげで願いを叶えることができた彼女は、じんたんの前から消えていった。
その夏の日から1年後、めんまが五人に残した手紙の「お焚き上げ」が企画される。
「お焚き上げ」ではそれぞれがめんまへの思いを記した手紙も一緒に燃やすことに。
こうしてそれぞれが手紙を綴る中、めんまとの思い出がよみがえる。

 

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「心が叫びたがってるんだ。」(2015)

幼いころに自分が発した言葉で家族が崩壊してしまった少女、成瀬順。
以来、彼女は言葉を発すると腹痛が起き、しゃべることができなくなってしまった。
高校2年生になった順は、ある日、担任から年に一度のイベント「地域ふれあい交流会」の実行委員に任命される。
しかも一緒に任命されたのは、まるで接点のない生徒ばかり。
そんな中で担任の独断で出し物がミュージカルに決まると、順は歌ことなら自分にもできるかもと思い始める。

 

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「空の青さを知る人よ」(2019)

13年前の事故で両親を失った姉の「相生あかね」と妹の「あおい」。

当時、高校3年生だった「あかね」は恋人との上京を断念して地元で就職し、「あおい」の面倒を見ながら暮らしてきた。

一方、高校2年瀬になった「あおい」はベースの練習に明け暮れる毎日。

そんなある日、町で開催される音楽祭に大物演歌歌手の「新渡戸団吉」がゲスト出演することに。

そして、そのバックミュージシャンとして、「あかね」の元恋人・「金室慎之介」が街に帰ってくることが判明する。

 

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 超平和バスターズの最新作 映画「ふれる。」は最高でした!

今回の映画「ふれる。」は、超平和バスターズの最新作で、4作品目となる青春映画でした。

 

今までの 超平和バスターズの作品とは違い、主人公の年齢や舞台が変わったことによって、今後の映画に幅広い選択肢ができたようにも感じます。

 

映画「ふれる。」は小説を読まなくても、楽しめますが、YOASOBIの主題歌「モノトーン」のために書き下ろされた、脚本:岡田麿里による原作小説「ふれる。の、前夜。」公式サイトで読むことができます。

 

YOASOBIとして初のアニメーション映画作品の主題歌起用となっている新曲「モノトーン」の原作小説です。

 

映画を観に行く前に是非チェックしてみてください!

 

小説「ふれる。の、前夜。」はこちらからご覧いただけます。

 

内容はそんなに長くないので、短い時間で読むことができます。

 

映画をより深く楽しんでいただけると思いますので、ぜひ読んでから映画を観に行ってもらいたいです。

 

他にも感動して涙腺が崩壊するアニメ・アニメ映画をこちらで紹介していますので、ぜひ見てみてください!

 

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